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NEWSアステラス製薬、BioLabs、三井不動産 つくばおよび柏の葉におけるライフサイエンス エコシステムの発展に向けた覚書を締結

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  • 三井リンクラボ柏の葉1

2023年10月11日

アステラス製薬、BioLabs、三井不動産
つくばおよび柏の葉におけるライフサイエンス エコシステムの発展に向けた覚書を締結
-アステラス製薬つくば研究センター内にオープンイノベーション拠点「SakuLab™-Tsukuba」を開設-

アステラス製薬株式会社(本社:東京中央区、代表取締役社長CEO:岡村 直樹、以下「アステラス製薬」)、BioLabs Global, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州、Founder and CEO: Johannes Fruehauf、以下、「BioLabs」)、三井不動産株式会社(本社:東京中央区、代表取締役社長:植田 俊、以下、「三井不動産」)は、つくばおよび柏の葉におけるライフサイエンスエコシステムの発展に向けた覚書を締結しました。本覚書に基づき三社は、2023年10月にアステラス製薬が同社の研究所の一つであるつくば研究センター内に新たに開設したオープンイノベーション拠点「SakuLab™-Tsukuba*」の推進で連携し、さらに、つくばおよび柏の葉と、その周辺地域において、オープンイノベーションの加速、ライフサイエンスエコシステムの発展を目指します。

BioLabsは、グローバルにライフサイエンス分野でシェアラボ施設、およびスタートアップ企業を支援するインキュベーションプログラムの運営をしており、本覚書に基づき、アステラス製薬に対して施設運営のノウハウを提供します。また、共同で利用するイノベーター向けのイベントを開催し、さらに、海外のライフサイエンス拠点とのコミュニケーション機会を提供する予定です。

三井不動産は、柏の葉で賃貸型ウェットラボ「三井リンクラボ柏の葉1」を運営しており、オープンイノベーションの支援を行っています。また、アステラス製薬は、三井リンクラボ柏の葉1内で、がん微小環境研究のオープンイノベーション拠点「TME iLab」を展開しています。本覚書に基づき両社は、つくばおよび柏の葉とその周辺地域におけるライフサイエンスエコシステムの発展について連携します。

アステラス製薬は、SakuLab™-Tsukubaにおいてすぐに使える実験施設を用意し、創薬ケイパビリティを生かしてイノベーションの創出を目指すスタートアップ企業やアカデミアなどの支援を行うほか、利用者同士、あるいはアステラス製薬の研究員とのネットワーク機会を提供します。

SakuLab™は、アステラス製薬のグローバルなオープンイノベーション拠点です。「咲く」と「桜」から、アイデアの種が成長し花開く場となるよう名づけられました。ここに集まる人々が新たな一歩を踏み出す出発点となること、様々なアイデアが行き交い、患者さんの毎日を変えるヘルスケアソリューションが生まれることへの願いがこの名前に込められています。

アステラス製薬の研究担当CScO(Chief Scientific Officer)である志鷹 義嗣は、「アステラス製薬は、これまでの研究で培った知識・経験や、海外ネットワークを、イノベーションに挑戦しているアカデミアやスタートアップにニーズに合わせて提供することで、革新的なアイデア・技術を共に育み、花開かせたいと考えています。私たちは戦略提携、共同研究講座の設置、オープンラボの展開など様々な方法で、アカデミアシーズやスタートアップの成長をグローバルで支援しています。今回の覚書締結により、今まで以上につくばや柏の葉の周辺地域が、イノベーティブなアイデアと専門知識を融合させる起点となり、新たなヘルスケアソリューションの創出が加速されることを期待しています」と述べています。

BioLabsのFounder and CEOであるJohannes Fruehaufは、「アステラス製薬および三井不動産と提携し、日本におけるBioLabsのグローバルネットワークを拡大できることを大変嬉しく思います。患者さんの生活の質を向上させる最先端のイノベーションの商業化を加速させるという共通の使命の下、つくば地域におけるライフサイエンスイノベーションのエコシステムを発展させるために協力していきます」と述べています。

三井不動産の柏の葉街づくり推進部長である山下 和則は、「柏の葉TME iLabに続くアステラス製薬の拠点開設を心より歓迎いたします。柏の葉エリアでは公民学連携でスマートシティの構築が進んでおり、ライフサイエンス領域においてもアカデミアや企業が横断連携した医療・ヘルスケア関連の取り組みや研究開発シーズの社会実装を支援するコミュニティの形成等、イノベーションを生むエコシステムの構築が進んでいます。今回の連携・協力により、これらのコミュニティやエコシステムとつくばエリアの連携が加速されることを期待しています」と述べています。

本件によるアステラス製薬の通期(2024年3月期)連結業績への影響は織り込み済みです。

* SakuLab™-Tsukubaについて
アステラス製薬のつくば研究センター敷地内に整備され、スタートアップやアカデミアなど、社外のイノベーターを受け入れるオープンイノベーション拠点です。拡張性に優れた施設・設備を用意しています
利用するイノベーターには、実験施設のほか、アステラス製薬の創薬ケイパビリティを生かした研究のサポート、利用者同士、あるいはアステラス製薬研究員とのネットワーク機会が提供されます
生物系の実験(P1/BSL2)、化学系の実験をすぐに開始できる実験設備を備えており、創薬研究全般に対応可能な施設の整備を予定しています。また、アステラス製薬研究員が施設や機器の使用等に関するサポートを行います
アステラス製薬のつくば研究センターでは、研究部門と製薬技術部門が低分子医薬品、抗体医薬、遺伝子治療、細胞医療などの研究開発に取り組んでいます。当研究センターが立地するつくば市は、内閣府がグローバルバイオコミュニティと認定するGrater Tokyo Biocommunityの一角を占め、30を超える公的研究機関と2万人を超える研究者を擁しています

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