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TOPICSSMC株式会社インタビュー「世界中のお客様、従業員、社外の研究者などとの交流を通じて、イノベーションの創出を目指します。」

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日本を代表する自動制御機器の総合メーカー、SMC株式会社。世界トップクラスの企業が、柏の葉にグローバルフラッグシップとなる研究開発拠点「Japan Technical Center (JTC)」を開設しました。
完成したばかりのJTCに、SMC株式会社取締役 常務執行役員 技術本部長の土居義忠様を訪ね、同社の事業内容や、柏の葉を選んだ理由、今後の活動方針などについてお話をうかがいました。聞き手は三井不動産柏の葉街づくり推進部の中山真吾です。

設立67年になる、圧縮空気の力を原動力とする自動制御機器の世界トップシェアメーカーです。

―3棟にもなる御社の研究開発拠点が完成し、その美しさは住民の皆さまにもとても好評です。個人的には、柏の葉の街並みを大きくブラッシュアップしていただいたように感じています。本日はそんな美しい建物の「内側」についてお話を伺いたいと思います。
まずはあらためて、御社の概要について教えてください。

当社は、1959年設立、今年で設立67年目の機械メーカーです。主力の空気圧機器では世界トップシェア。2025年3月期の売上高は7,900億円、純利益1,500億円、総資産2兆1,000億円。従業員はグローバルで23,000名です。東証プライムに上場しておりまして、現在の時価総額は4兆円になります。

―文字通り日本の、いえ、世界のトップ企業です。

消費者向けのビジネスではないので、知名度は高くないかもしれないですね。
世界6ヵ国に量産工場、5ヵ国に技術センターを持ち、80以上の国と地域に500以上の拠点があります。売上の8割が海外市場によるもので、従業員の7割が外国人というグローバル企業です。

―事業内容について教えてください。

主に工場の自動化された生産ラインで用いられる「自動制御機器」の総合メーカーです。主力の空気圧機器は、圧縮空気の力を原動力として、人の手に代わって自動で仕事を行います。汎用性とコストパフォーマンスに優れており、半導体・自動車・工作機械・食品機械・医療機器のほか、農業や水処理などあらゆる産業分野で幅広くご利用いただいています。

周辺の企業やアカデミアの皆さまと交流しながら、新しい技術を取り入れていきたいと思っています

―今回柏の葉に新設されたJTCは、どのような施設なのでしょうか。

5階建ての建物が3棟で合わせて約42,000㎡、延床では約85,000㎡になります。ここに1,400名の従業員が集まり、研究開発を行います。
柏の葉拠点を当社ではSMCグループ全体の研究開発の中核を担う「グローバルフラッグシップ」として位置付けています。世界5ヵ国の技術センター間の連携のハブとして機能し、研究開発のスピードアップを図ります。

―今回初めて中に入らせていただきましたが、開放的で明るく、本当に美しいです。同時に、とても機能的な設計でもあると感じました。

ありがとうございます。最先端の研究用設備と、働く人に配慮した施設環境を整えることで、開発業務の生産性向上を図りたいと考えています。また、世界中のお客様、当社グループの従業員、社外の研究者などとの交流を通じて、新たなイノベーションの創出を目指します。

―そのような拠点として柏の葉を選んでいただいた理由はどこにあったのでしょうか。

1991年からつくばみらい市に研究施設を構えていたのですが、手狭になり、近隣の工場などに実験施設を「間借り」しているような状態が続いていたのです。また、今後の事業拡大のためには、日本・世界にある技術センターの中心になる拠点が必要だとも考えていました。つくばみらい市の拠点の社員は車で通勤する人も多かったのですが、安全面の問題もあります。そこで、つくばエクスプレス沿線で新たな拠点がつくれる場所を探しまして、見つけたのが駅からも近く規模もちょうど良いこの場所でした。実際に来てみますと、交通至便でありながら周辺には伸びやかな自然が広がり、魅力的なところだと思いました。

また、近くに大きな大学や研究所が多くあることも大きなポイントでした。いま、CO2排出削減をはじめとする環境問題や人手不足など、工場生産には世界共通の様々な課題があります。この課題は、言い換えればお客様の需要です。当社の空圧制御機器による自動化技術はこうした課題解決に貢献できるものだと考えており、これをさらに継続的に発展させていくためには、他の企業やアカデミアの皆さまと交流しながら新しい技術を取り入れていくことが必要です。その点において、公民学が連携してスマートシティとしての街づくりが推進されている柏の葉に、イノベーション創出の可能性を強く感じました。今後も、スマートシティの街づくりと、知性と教養あふれる街のイメージ発信を継続していただけることを、期待しています。

こんぶくろ池周辺の歩道やアクアテラスに面したカフェを、街の皆さまの憩いの場としてご提供します。

―ありがとうございます。一方で、住民さんとの距離が近いのも柏の葉の特長の1つだと思っております。その点についてはいかがですか。

そうですね、もちろんそれもとても重要なポイントです。JTCでは、こんぶくろ池周辺の歩道やアクアテラスに面したカフェを、街の皆さまの憩いの場としてご提供します。また、地域住民の皆さま向けのイベントを開催する予定です。

こちらの拠点に来て街を歩いていますと、お子さまを連れたご家族が多いことが印象的です。私どもメーカーは直接生活者の皆さまにお届けする製品は作っていないので実感されることが少ないのですが、実は様々な産業を支え、それを通して皆さまの生活に密着しています。近隣のお子さまたちに自動制御技術に興味を持っていただき、さらにはその子たちが次の技術をつくる担い手となってくれることを期待しています。街の皆さまとのコミュニケーションも大切にしていきたいと考えています。

―個人的には、アクアテラスを望むカフェが楽しみです!(笑)。最後に個人的なお話をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。柏の葉で土居様が気に入っている場所、良く行かれる施設などはありますか。

かけだし横丁が気に入っています(笑)。一番駅側の焼き鳥屋さん、「つむぎ」さんなどによく立ち寄ります。人気店なので、混んでいて入れないこともあるんですけど、行くと店長さんが挨拶してくれて、大歓迎してくれるので嬉しいですね。
かけだし横丁では、色々な会社の方や大学の先生方などとオフの場で知り合え、気軽にお話しできるのが魅力的です。狭い空間なので話が盛り上がるんですよね。社員にも、「しょっちゅう行くといいよ」と薦めているんです(笑)。

―次回はぜひかけだし横丁でご一緒できれば嬉しいです!本日はありがとうございました。

 

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