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TOPICSハツメイノハ2026優勝、マヌー島岡さんインタビュー「漫才には大きな力がある。僕らは笑いで社会課題を解決します!」

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柏の葉スマートシティを舞台にしたビジネスアイデアのコンテスト、「ハツメイノハ」。第4回となった今年はまれに見る接戦で、予定時間をオーバーして審査が行われ、最終的にお笑いを通じた社会課題の解決を提案したマヌー島岡さんが優勝しました。
提案の内容やハツメイノハに応募するまでの経緯、そして今後の計画などについて、お話を伺いました。

漫才を通じて社会課題を解決する。これは「闇営業」ではなく「光営業」です!(笑)

―優勝おめでとうございます!まず、ご提案いただいたビジネスプランの内容を教えてください。

私はスイス人の妻と「フランポネ」という名前の夫婦漫才コンビを組んでいます。吉本興業のNSC(吉本総合芸能学院)東京24期生で、現在はエージェント契約で漫才師として活動しながら、漫才の力を使って社会課題を解決する活動を続けています。ソーシャルビジネスとしての漫才、ですね。ビジネスとしてお金を稼ぐことよりも課題解決を優先しており、自分たちの活動は社会に貢献しているので、「闇営業」ではなく「光営業」だと言っているんです(笑)

お笑いは、人と人を繋ぐ力があります。例えば、初対面でも冗談で笑い合えば、すぐに仲良くなれる。それはなぜか?笑いは心の壁を取り払い、安心感を生むからです。私たちは、高齢者、障がいを持つ方々、子どもなど、お笑いの力で様々な人々を繋ぎ、健康、教育、地域活性化などに活かしていく活動を様々なかたちで行っているのですが、その中で今回は、漫才を通じた国際交流を提案しました。外国人がお笑いをやると、言葉や文化の違いを一瞬で超え、笑いが生まれます。笑った瞬間、緊張は消え、誰とでも自然に打ち解けられる。「笑い」こそが、国際交流を実現する最強のツールなのです。

国際キャンパスタウンである柏の葉には、多くの外国人がいらっしゃいます。中には日本語があまり話せない方も多く、地域住民との交流機会もあまり持てないというお話もうかがいました。そこで、柏の葉に住む外国人を対象に、漫才で日本語を覚える講座を開催して回り、最終的に柏市に住む外国人による日本語漫才、柏市に住む日本人による外国語漫才、柏市に住む日本人と外国人のコンビによる国際交流漫才の3部門による漫才コンテスト「KASHI-1 グランプリ」を開催することを提案しました。

―ファイナルでは審査員からのリクエストで奥様との漫才の例も披露され、盛り上がっていました。夫婦漫才は昔からの定番のカタチですが、外国人との夫婦漫才は珍しいですよね。

そうなんです。私たちは日本で唯一のフランス語で漫才が出来るコンビだと思います。私はベルギーの大学院卒で、英・仏・西・伊・蘭の5か国語を話すことが出来ます。妻で相方のシラちゃんはスイス人で、母国語はフランス語。英語だけではなく、様々な国の言葉で漫才をすることが出来ます。

ビートルズが好き過ぎてヨーロッパに渡り、スイス人の妻と出会って、漫才師として活動することに。

―どのようなキャリアをたどると「国際夫婦漫才で社会貢献」という活動に行きつくのでしょう…これまでの経緯を教えてください。

まず大学時代、ビートルズが好き過ぎるあまり、大学を休学して、ビートルズの故郷であるイギリスのリバプールに渡りました。

―あっ、その髪型はビートルズ初期のメンバーの髪型、マッシュルームカットなんですね。

もちろんそうですよ(笑)。それで、そのままヨーロッパに残り、一度新卒で旅行会社に勤務したあとベルギーの大学院に進んで、修士号を取得したのが2003年です。ベルギーの日系企業に数年勤めた後、帰国して大手総合商社に就職しました。2017年にその商社を退職し、NSCで漫才の勉強を始め、そこから今に至ります。

―想像以上の「ロング・アンド・ワインディング・ロード」ですが、中でも商社から漫才師というギャップはすごいですね。漫才師になろうと思ったきっかけは何だったのでしょう。

Japan Expoという世界各地で開催されている日本文化の総合博覧会があるのですが、パリで開催されたJapan Expoで、いまの妻で相方のシラちゃんと出会ったんです。私は展示のお手伝いをしていて、それをシラちゃんが見に来たというのがきっかけでした。日本文化が大好きでJapan Expoを見に来た彼女に「日本のマンガやアニメは世界中に広がっているのに、お笑いは知られていない。日本のお笑いを世界に広めたい」と言われたのがきっかけで、じゃあ一緒にやろう、ということになったんです。

柏の葉を第2のホームタウンとして、漫才の力で地域の課題を解決し、世界を変えます!

―まさに運命の出会いだったのですね。「ハツメイノハ」に応募いただくきっかけは?

これまで私たちは、漫才による社会課題の解決という活動を日本中で進めてきました。すでに色々な街で活動実績があり、この経験やノウハウをより多くの街に伝えていきたいと思っているので、地域のビジネスコンテストの情報にはいつもアンテナを張っています。「ハツメイノハ」もそれで見つけました。実は「ハツメイノハ」は第2回から挑戦していて、今回が3回目。やっとファイナルに進むことが出来て嬉しかったです。

私たちの国際漫才は、社会性=誰もが簡単に参加することができ教育的に効果がある、事業性=特別な道具や場所は必要がないので全世界に普及可能、革新性=漫才を取り入れた言語教育は意外性があり面白い、という3つの特長があり、先ほども言いましたが、様々な社会課題解決のツールとして使うことができます。障がい者支援、日本語教育、外国語教育、インバウンドと多文化共生、地域創生、教育格差の是正、など。ファイナル前のメンタリングで、「ハツメイノハ」では柏の葉の皆さんの国際交流というところにポイントを絞ろう、というアドバイスをいただいて、そこにフォーカスしたピッチをしました。優勝という結果に繋がり、良かったです。

―私たちも、良かったです!では最後に、今後の予定や意気込みなどについてお聞かせください。

100万円の優勝賞金で「KASHI-1 グランプリ」を開催します!とお約束したので、それを実現したいと思っています。私たちにはすでに様々な自治体さんとの取り組み実績がありますので、実現には自信を持っています。柏市内の学校やコミュニティなどをまわって漫才教室をするなどの草の根活動を重ねながら、大会への挑戦者を集め、今期中にまずは第1回を開催したいと思っています。いま、UDCKタウンマネジメントやKOIL、柏市などの皆さまと打ち合わせを重ねているところです。

ただ、もちろん、「KASHI-1 グランプリ」は目的ではなく手段です。一度イベントを開催しておしまい、ではなく、日常的な活動と大きなイベントを繰り返しながら、柏市・柏の葉の国際交流、多文化共生、教育などに貢献していくことを目指します。そして私たち「フランポネ」としては、全国各地でこうした活動を重ねていくことで、笑いで世界を変える、日本の笑いを世界に広める、という壮大な目標に向かって突き進んでいきます!

私たちはいま川﨑在住で、柏はちょっと遠いのですが(笑)、柏の葉が私たちの第2のホームタウンになる予感がしています。街の皆さまと一緒に歩んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

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