お問い合わせ

TOPICS【R-body インタビュー】「コンディショニングで柏の葉のライフパフォーマンスを押し上げる、という使命を果たし、『健康な街づくりといえば柏の葉』というモデルを作っていきたいと思います。」

SCROLL

  • 株式会社R-body

KOILテラスの1階、通りに面した広いガラス張りの明るい空間に、気持ちの良さそうな、スポーツジムのような施設があります。「R-body」というこちらの施設は、単にカラダを鍛えたり、リフレッシュしたりするためのジムではないそうです。では一体どのような施設なのでしょうか。
自らもR-body会員であるUDCKタウンマネジメントの小林悟が、川田真琴様、関上寅之輔様にお話をうかがいました。

「ホンモノを身近に」というコンセプトのもと、トップスポーツ選手に提供しているコンディショニングサービスを、一般の方向けのサービスとして展開しています。

―まず、R-bodyさんの事業内容について教えてください。

川田様:私たちはライフパフォーマンスをサポートするトレーナーカンパニーです。「R-bodyするを日常に」というビジョンの達成に向け日々活動しております。「R-bodyするを日常に」と聞くと、R-bodyという会社を広めていくという意味のように聞こえますが、そうではありません。「R-bodyする」とは、カラダをRe-body(=再生)することを意味しており、そのためには、コンディション(体調)をより良くするアプローチである、コンディショニングが必須であると私たちは考えています。

たとえば皆さん、虫歯にならなくても・・というかむしろ虫歯にならないように、毎日歯磨きをされますよね。それと同じように、カラダも日々コンディショニングをすることによって怪我をしないカラダを作ることができたり、好きなスポーツをいつまでもできる強いカラダを作ることができたり、より豊かな生活をおくる事ができるようになるので、「R-bodyする」ことがあたり前の社会をつくっていきたいと考えています。

そのために私たちは、「ホンモノを身近に」というコンセプトのもと、トップスポーツ選手に提供しているコンディショニングサービスを、一般の方向けのサービスとして展開しています。具体的には、施設運営事業、コンサルティング事業、教育事業の3つの事業を通じて、コンディショニングサービスを提供しております。

―オリンピックでも選手のコンディショニングを担当してきたと伺いました。

川田様:はい、そうなんです。弊社代表の鈴木岳.は今から25年以上前のまだ日本にコンディショニングという概念が浸透していない時代に、アスレティックトレーナーのカリキュラムをアメリカで学び、資格を取得して帰国しました。帰国後は、全日本スキー連盟の専属トレーナーとして冬季オリンピック4大会に帯同し、夏季オリンピックのロンドン、リオデジャネイロオリンピックでは日本代表選手団本部メディカルスタッフとして日本選手団全体を統括する立場で活動させていただきました。その経験を経て、前回大会の東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、選手村に造られるフィットネスセンターのマネージャー兼チーフトレーナーとして活動し、日本選手に限らず、各国のアスリートをサポートさせていただきました。

 ―アスリートはケガをせずに本来のパフォーマンスを発揮することが必要ですが、毎日ギリギリまでトレーニングしてカラダを追い込んでいるので、意外に体調=コンディションが悪い日が多い、と聞いたことがあります。それを整え、本来の実力が出せるようにするということですね。

川田様:はい。ケガをしないことがベストですが、ケガをしないという方が少ないかもしれません。そのために私たちは、運動と医療をより強固に連携させたトータルコンディショニングサポートを提供しています。患部と言われるケガをした部位は医療がサポートし、ケガをした部位と関連する問題箇所の身体機能をチューンアップするためのコンディショニング(整える)とトレーニング(鍛える)指導を私たちが提供しています。
たとえば肩が180°真上まで上がらない人が居た場合、何とかして肩を上げようとすると腰を大きく反らせることがあります。そのような腰を反る動作を繰り返す事で起こる腰痛の原因は腰には無くて、肩にあるわけです。私たちは痛みの原因、問題点を見つけ、運動を通じてその根本改善を行なっております。

このような運動と医療をより強固に連携させたトータルコンディショニングサポートの体制は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会にも導入され、各国のアスリートから高い評価をいただきました。R-bodyではこのトータルコンディショニングサポートを2003年の創業当時から提供していましたので、それがオリンピック競技大会に導入された際にはとても嬉しかったのを覚えています。

企業も住民も、みんな柏の葉の街づくりが目指していることを理解し共感していて、その上で個々の活動をしている。そんな街ちょっと無いですよね。

―すごいですね。そんなR-bodyさんが柏の葉に来てくれることになったきっかけ、理由について教えてください。

川田様:ご縁ができたのは、もう4年以上前になります。当時、医療との連携をより強固にしていく事を進める中で、河野一郎先生(筑波大学名誉教授、元・2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会副会長)から久野譜也先生(株式会社つくばウエルネスリサーチ代表取締役、筑波大学人間総合科学学術院 教授)をご紹介いただいたんです。つくばウエルネスさんはKOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)にオフィスを構えていらっしゃるので、その関係で、当時の三井不動産柏の葉街づくり推進部部長の加藤智康様をご紹介いただき、柏の葉の街をご案内いただくことになりました。その際に、柏の葉の街づくりのプレゼンテーションを伺った際に、私も弊社代表の鈴木も本当に感動したんです。世界の課題を解決するための街づくり、そのテーマの1つである健康長寿への取り組み。そうした1つひとつの内容もそうですが、それ以上にその想い、熱のこもった言葉に感動し、涙が出ました。私たちからも、弊社のビジョンや提供価値など、先ほどお話した内容をご説明しまして、もうすっかり意気投合しました。

―そうだったんですか!それは嬉しいです。柏の葉に来て2年弱になりますが、実際に来てみて、いかがですか。

 関上様:今日も天気が良くて、こうしてKOILテラスの会議室からアクアテラスを眺めていても感じますが、とても「気」が良いですね。気持ちが良い街です。

そしてなにより、街全体に一体感があるのがすごいなと思います。活動の連携パートナーやご利用者さんなど、毎日多くの方々とお会いしてお話しますが、驚くのは、みんな柏の葉の街づくりのコンセプトを良く知ってるんです。街全体で目指していることを理解し共感していて、その上で個々の活動をしている。そんな街ちょっと無いですよね。びっくりしています。

先ほど川田からお話した通り、私たちも、一人ひとりのコンディショニングから健康な街をつくり、さらに健康な国をつくっていきたいという想いで活動しています。柏の葉の住民の方々は、同じ方向を向いていれば、みんな協力してくれるんです。モチベーションが高く、新しいことに挑戦するハードルが低くて、積極的。自分がより良くなっていくことが、自分のためであると同時に街のためにもなる、ということを分かっているんですね。すごいなぁと思います。

―入会者さんも増え続けているそうですね!私も利用していますが、スタッフの皆さんの笑顔が素晴らしいのが印象的です。それと先日、入社したばかりのスタッフさんとお話したんですが、街のコンセプトを完璧に理解されていて、教えてもらいました(笑)すごいですね。

 

関上様:それは嬉しいですね。私たちは単なるトレーナーではなく、街づくりに貢献するんだ、ということをいつも確認し合っています!

まず柏の葉での取り組みを徹底的に進めていって、ロールモデルをつくる。ここでしっかりとした実績をつくることがその先の広がりに繋がると信じています。

―では最後に、これから柏の葉で実現したいことを教えてください。

関上様:まず柏の葉の皆さんのライフパフォーマンスを高めていくことです。代表の鈴木も、「広く浅くではなく、狭くても深く」と言っています。まず柏の葉での取り組みを徹底的に進めていって、ロールモデルをつくる。先日もテレビで柏の葉が取り上げられているのを見たんですが、柏の葉は日本中、世界中から見学者や来街者が来ていて、メディアで取り上げられることも多いので、ここでしっかりとした実績をつくることがその先の広がりに繋がると信じています。

川田様:最近は様々な街・企業とのコラボレーションの事例や計画が数多く生まれてきていますが、そうした関係者がR-bodyを視察・見学しようというときは、必ず柏の葉に来るんです。「コンディショニングで柏の葉のライフパフォーマンスを押し上げる。」とい使命を果たし、「健康な街づくり」といえば柏の葉となるモデルを作ることをしていきたいです。

MEMBER関連メンバー

柏の葉スマートシティのソーシャルメディア

PAGE TOP