TOPICS【イベントレポート】Startup CXO Meeting柏の葉 キックオフイベント
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- Startup CXO Meeting 柏の葉
- TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)
- アジア・アントレプレナーシップ・アワード(AEA)
- 柏市
- 三井不動産株式会社
2024年2月、「SPEED UP!START-UP!(スピードアップ・スタートアップ)」をコンセプトに、事業の成長加速を目指すディープテック系スタートアップ経営層のための招待制コミュニティ「Startup CXO Meeting 柏の葉」が発足しました。
これまで柏の葉スマートシティでは、街づくりのテーマの1つである「新産業創造」をスタートアップとの共創によって実現するため、オフィスや実証フィールドの提供、国際ビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(AEA)」、アクセラレータープログラムなど、スタートアップの成長に適した環境整備を進めてまいりました。こうした取り組みを進める中で、スタートアップ経営層の皆さまから「企業間の横連携や先輩企業との繋がり、成長ノウハウを吸収できる場が欲しい」というご要望をいただいたことを受け、アーリー〜ミドル期のディープテック系・IT系スタートアップの経営層を対象に、より柔軟かつ強力なサポート体制を整えるために三井不動産株式会社が新しく立ち上げたのが「Startup CXO Meeting柏の葉」です。
[ニュースリリース:ディープテック系スタートアップのCXOコミュニティ「Startup CXO Meeting 柏の葉」を発足―柏の葉スマートシティから、世界を救うスタートアップの成長加速を支援]
2024年2月27日、そのキックオフイベントが柏の葉カンファレンスセンターで開催されました。
本プロジェクトのコミュニティアドバイザーであるCarbide Venturesのゼネラル・パートナー堀内健后氏、アドバイザーの元Gunosy CFOでエンジェル投資家 伊藤光茂氏のほか、長年ディープテック系スタートアップの事業化支援に携わるTXアントレプレナーパートナーズの尾崎典明副代表理事をゲストに迎え、柏の葉で活動している国内スタートアップ7社と国際ビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(AEA)」の今までの受賞企業5社が参加しました。
最初に、本プロジェクトの運営担当である三井不動産株式会社の佐々木悠祐氏より、本プロジェクトの背景や狙い・目的をあらためて参加者に共有。今まで創ってきたアセットやプログラムなどの「点」を活かして、スタートアップの事業化を加速するための継続的な伴走サポートという「線」にするため、経営層の皆さまのニーズをあらためて深く聞き、それを元に立ち上げたのが今回のプロジェクトであること、そして、アーリー〜ミドル期のディープテック系・IT系スタートアップの経営層同士でしか語れない課題感や悩み、あるいはそれを乗り越えた経験を共有することで、スタートアップが必ず直面する「成長を阻む壁」を乗り越えるスピードを上げたい、という狙いを語りました。
参加者の短い自己紹介のあと、メインプログラムであるトークセッション「失敗の共有で事業を加速する」がスタート。参加スタートアップから事前にうかがっていた「失敗談」の一覧を眺めながらのフリートークです。
資金ショートの危機とそれを乗り越えたエピソードの紹介から始まり、創業時の根拠のない自信と開発資金の見通しのミス、投資家やCFOの選び方、技術者である創業経営層と後からジョインした経営のプロとの関係構築の難しさ、大企業との共同開発でありがちなトラブルとその回避策…などなど、参加者の自発的な発言や質問が相次ぎ、自然に話題が移っていく盛り上がりをみせました。アドバイザーやゲストの皆さまの豊富な経験を元にしたコメントの引き出しやアドバイスもあり、話が進むほどに「こんなこと言っちゃっていいのかな…まぁここだけの話ですけど」とそれぞれが語り始め、経営上の悩みや課題に関する非常に深い話し合いとなりました。
また、各国から本イベントのために来日いただいたAEA受賞企業からは、国を超えて共通の課題への共感や自社における経験談をお話いただいた一方、「その課題感は日本特有のものでは」という国外からの視点の提供もあり、互いにとても参考になったようでした。
あっという間にフリートークの2時間が過ぎ、最後はネットワーキング。
参加者それぞれ、トークセッションで話し足りなかった話題についてさらに深く、熱く語り合っている姿がとても印象的でした。
この日は第二部として、柏市のスタートアップ支援コンテンツである「柏の葉スタートアップNight -柏STARTUPS交流会-」(共催:柏市・三井不動産・TXアントレプレナーパートナーズ)も開催。AEA企業の最新状況のピッチを中心に大きな盛り上がりを見せ、予定時間を遥かに越えて熱心に語り合う、素晴らしい時間となりました。
順調な船出となった「Startup CXO Meeting柏の葉」。
ここを起点に、事業化を目指して現場で戦う経営層がカジュアルに本音を語り合えるコミュニティの構築、柏の葉のアセットを活用したスピーディでスムーズなPoC/PoBの実現、さらにVCや協業先のネットワーク構築の場として機能していくよう、まさにスピード感を持って取り組んでいくこととなります。
SPEED UP! STARTUP!
これからの「Startup CXO Meeting柏の葉」に、どうぞご期待ください。
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